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ミラドライのリスク・副作用

ミラドライは安全性の高い治療ですので基本的にリスクは低いのですが、医療行為という体に侵襲を加える行為である以上、全く副作用が生じないとは言えません。ここでミラドライ治療後に起こる可能性のあることについて解説していきたいと思います。以下では副作用の頻度から3つに分けて説明します。1つ目はほとんど全ての方に生じるもので副作用というよりは治療上どうしても起こってしまうことです。2つ目はときどき見られるもの、3つ目はほとんど生じないがごく稀に起こることがある可能性のあるものです。では順に見ていきましょう。

ミラドライ施術

(1)通常生じるもの

  • • 腋下の腫れ
  • • 腋や腕の一時的な感覚の変化(数ヶ月持続することがある)
  • • 触れる時の不快感、圧痛、痛み。(通常の痛み止めで改善されます。)
  • • 吸引や麻酔注射による赤みや皮下出血
  • • 治療箇所の皮膚の凹凸(数ヶ月持続することがある)
  • • 腋下の脱毛(長期間持続することがある)

以上のものは基本的には誰にでも起こるものと考えてください。そして時間と共に軽快していくものなので、特に心配はいりません。


(2)ときどき起こるもの

  • • 腕もしくは胴の腫れ(数週間持続することがある)
  • • 腋下の色素沈着(皮膚の色が茶色くなる)
  • • 治療中の姿勢による腕及び肩のこり
  • • 脇の下のつっぱり感(徐々に解消)
  • • 治療箇所の小さな水膨れもしくは発疹

以上のものも、稀ではない頻度で起こりますが、時間と共に軽快していくものなので、これもまた心配は不要です。


(3)ごくまれに報告されるもの

  • • 代償性発汗(他の部位からの発汗が増えること)
  • • 感染症、膿瘍
  • • やけど
  • • 一時的な腕の筋肉及び指の力の減少(数ヶ月~数年持続することがある)

以上のものは、極めて稀とはいえ、発生すると日常生活上問題が生じたり、処置を必要とするものです。生じた場合は必ず医師にご相談ください。
代償性発汗は、脇汗のボトックス注射を行った場合のデータからすると、恐らく発生頻度は1%未満かと思われます。これまでのところミラドライで代償性発汗が生じて困ったという話は聞いたことがないので、仮に生じたとしても特に問題とはならない程度かと思われます。
膿瘍(膿が溜まること)は当院でも過去に1例起こったことがあります。この場合、外科的な排膿処置が必要となります。当院の例では処置後特に問題なく治癒しました。
やけどは組織に熱を入れる治療である以上、100%は避けられないと思いますが、ミラドライの皮膚冷却システムはとても優秀ですし、万が一生じたとしても軽症だろうと考えられるので、過度に心配する必要はないと思います。
極めて稀でありながらも起こるとやっかいなのが腕や指の力の減少です。これが起こった場合、神経の一部がミラドライによって損傷したと考えられます。発生頻度は約1万件あたり1件とのことです。メーカーのデータでは半年から1年くらいの期間で全例回復したとのことです。当院でも過去に1例発生しました。半年くらいで来院されなくなったので恐らく自然治癒したものと思われます。現在は、この神経損傷が生じないように生理食塩水で薄めた局所麻酔を大量に注射して神経を皮膚表面から遠ざける方法を行っておりますので、生じる可能性は極めて低いと思います。

まとめ

当院でもこの2年くらいは副作用らしい副作用を経験していません。それくらいミラドライは安全性の高い治療と言えますが、何事も100%とは言えないことも事実です。ミラドライの副作用には以上のようなものがありますので、治療を検討されている方はよくご理解の上治療を受けてください。

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