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ミラドライが薬事承認取得しました。

これまでの原発性腋窩多汗症(脇汗)の治療は、ボトックス注射や塩化アルミニウム液を使ったものが主流でした。しかしこれらの治療法は、効果が一時的だったり皮膚がかぶれやすかったりと、「いいところもあれば、悪いところもある」といった点は否定できません。そのような状況の中、「ミラドライ(miraDry)」を使った治療法が2018年6月4日に厚生労働省より新しく医療機器製造販売承認(薬事承認)を取得しました。これによりミラドライが原発性腋窩多汗症の治療法の1つとして公式に認められることになりました。これまでもワキ汗の治療器として大変人気のあったミラドライですが、今後ワキ汗治療の主流となっていくことが予想されます。

ミラドライ

ミラドライはどんな点が優れているのか?

ミラドライが従来の治療法と大きく違うのは、皮膚に傷をつけずに治療ができ、さらに効果が半永久的であることです。ボトックスは注射をするだけで汗の量を減らす効果が得られるものの、効果の持続は3ヶ月から9ヶ月ほどと一時的にしか汗を抑えられません。しかしミラドライはマイクロ波を当てて汗腺を焼灼・凝固し機能を抑えるため、皮膚に傷をつけることがありません。メスを使わずにしかも効果は半永久的とまさにいいとこ取りとも言える治療法なのです。ミラドライによってダメージを受けた汗腺は、そのまま機能を失うため基本的には1回の治療で効果が表れます。ただし、効果に個人差があるため人によっては十分な効果を得るためには複数回必要なこともあります。

ミラドライは安全なの?

「マイクロ波で汗腺を破壊するときに、皮膚も一緒に傷つけてしまわないか?」と不安になる方もいるかもしれません。汗腺を破壊するくらいなのだから、皮膚にもダメージがありそうと考えることはごく自然なことです。しかしミラドライは皮膚へ大きくダメージを与えることはありません。ミラドライで使用しているマイクロ波は、水分に反応して熱を発生させることでダメージを与えるものです。アポクリン腺やエクリン腺のような水分を多く含むところだけに反応します。またミラドライには皮膚表面を冷却する冷却機能もあるため、皮膚を傷つける心配はとても少ないと言えます。
とはいえ、皮膚へのダメージがまったくないかと言うと、そうでもありません。軽く腫れたり赤みを帯びたりすることがあります。ダウンタイムとしては1週間から2週間ほど見てもらえるとよいでしょう。ただしわきが手術のように術後の安静や幹部の圧迫固定がいらないため、生活へ大きな支障を与えることはありません。メスを使わないのに効果が半永久的で、皮膚へのダメージが少ないというのがミラドライの大きな特長です。

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